境内案内

徳川家御廟所

和歌山市指定文化財(史跡)

瑶林院墓

初代藩主頼宣公夫人 瑶林院、第二代光貞公夫人 天真院、第五代(八代将軍)吉宗公夫人をはじめとする紀州徳川家ゆかりの夫人、および夭折した子供たちのお墓です。歴代の紀州藩主は長保寺(海南市)の紀州藩主徳川家墓所に埋葬されています。

瑶林院は、名を八十姫といい、加藤清正公とその正室・清浄院の子として慶長6年(1601年)に誕生しました。元和3年(1617年)に徳川頼宣のもとへ嫁ぎ、寛文6 年(1666年)に65歳で没しました。亡骸は東京の池上本門寺で荼毘にぶされた後、 夫・頼宣公に伴われて当山に埋葬されました。

材質:砂岩製
高さ:440cm
幅(台座前):385cm

御成門

紀州徳川家の藩主をはじめとする貴人が参詣された際に使用した門です。今日では、当山貫首の入山・及び葬送の際のみ開門され通行が許されています。

梵鐘

報恩寺の開山、日順上人が寛文12年(1672年)に二代藩主光貞公の娘、光姫の供養の為に寄付したものです。108個の乳の間に100個、縦帯上部に8個を備え、八弁蓮華紋の鐘座が龍頭に沿って2個あり、草の間には牡丹唐草と獅子が描かれており、江戸時代初期の典型的な作風を今に示す貴重な史料です。昭和44年(1969年)に和歌山市指定文化財(工芸品)に認定されました。

高さ:159cm
口径:91cm
厚さ:10.4cm